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自宅でできる口腔ケア運動

2025年1月7日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

数回にわたって口腔機能低下症についてお伝えしてきましたが、今回はご自宅でも簡単にできる口腔ケア運動やマッサージについてお知らせいたします。

 

自宅でできる口腔ケア運動とマッサージ

自宅で簡単にできる口腔ケアの運動やマッサージには、以下のような方法があります。

これらは、口腔内の健康を保つだけでなく、顔の筋肉を鍛えたり、血行を促進したりする効果もありますので、「やってみようかな」と思うものからで構いませんので是非一度チャレンジしてみてくださいね。

 

1. 舌の運動

<舌を突き出す運動>

舌をできるだけ前に突き出し、次にできるだけ奥に引っ込めます。これを10回繰り返します。

 

<左右に動かす運動>

舌を口の中で左右に動かします。また、舌先を左右の口角に向かって動かしても効果的です。

 

<舌を回す運動>

舌を歯の表面に沿って、時計回りや反時計回りにゆっくり回します。

 

2. 唇の運動

<パタカラ体操>

「パ」「タ」「カ」「ラ」と、口を大きく動かしながら繰り返します。発音に合わせて口や舌を意識的に動かすことで、口腔周りの筋肉を鍛えます。

 

<唇をすぼめる・広げる運動>

唇をしっかりすぼめた後、できるだけ大きく開きます。これを10回繰り返します。

 

3. 頬のマッサージ

<頬を押すマッサージ>

頬骨の下あたりを指の腹で優しく押し、円を描くようにマッサージします。これにより血行が促進され、口腔内や顔全体のむくみが取れやすくなります。

 

<頬を膨らませる運動>

口を閉じて空気を頬にため、頬を膨らませます。次に左右交互に空気を移動させます。これを10回繰り返します。

 

4. 歯茎のマッサージ

歯茎に指(清潔にしたもの)や柔らかい歯ブラシを使って、軽くなでるようにマッサージします。血流が良くなり、歯茎の健康を保つ効果があります。

 

これらを毎日続けると、口腔内の健康を維持しやすくなります。特に、高齢者の方や口腔筋力の低下が気になる方には有効ですので、習慣化するために、食後や寝る前などのタイミングに取り入れてみてください。

 

ご自宅でやってみて「あれ?なんかおかしい」「うまくできない」ということがあれば、お気軽に当院スタッフにお声かけください。

お子さんの栄養管理指導を行っています!

2024年12月2日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

 

当院には管理栄養士が在籍しており、成人の方だけでなく前回お伝えしたお子さんの「口腔機能低下症」についても適切な栄養管理指導をしております。

当院を受診いただいた際に、口腔機能低下症の要因が見られるお子さんについては、保護者の方にご説明のうえ別途栄養指導のお時間を数十分いただき、しっかりとお時間をいただいてお話をさせていただくものです。

 

昨今の食事事情から、どうしても柔らかい食べ物や味の濃い食べ物をお子さんは好み勝ちですよね。
「どんな食べ物が好き?」「どうやったら苦手な食べ物が食べられそう?」
当事者であるお子さんに質問を交えたコミュニケーションをしっかりとりながら、きちんと「自分のこと」として捉えて貰えるようにお話をさせていただいております。

 

当院のお子さんへの栄養指導

では、具体的に口腔機能低下症のお子さんに向けた栄養指導の一部をご紹介します。

口腔機能低下症のお子さんに対する栄養管理指導では、摂食嚥下(食べる、飲み込む)機能が低下していることを考慮し、適切な栄養を摂取できるように配慮することが重要です。

 

1. 摂取しやすい形状や食事の工夫

• 食材の形状や硬さを調整する。
飲み込みやすいように、素材の硬さや大きさを調整する。
「噛む」ことを練習するためにあえて大きくしておくことも。
苦手な食材は「好みの味」に調整する。
咀嚼が難しい場合には、スープやとろみをつけたものにする。

 

• 口腔内の感覚を刺激する。
口の中で認識しやすいよう、味付けを適度に濃くしたり、温度の変化を利用したりする。

• 食べる環境を整える。
正しい姿勢を保つ(足がきちんと床についている状態)

 

2. 必要な栄養素をバランスよく摂取

• 成長期の小児には、エネルギーやタンパク質、カルシウム、鉄分などの栄養素が重要。
例: 牛乳、ヨーグルト、豆腐、魚のすり身を利用した食品。

• サプリメントや栄養補助食品の活用も検討する。
市販の高カロリー飲料や栄養補助食品で不足分を補うことも時には必要。

 

上記2つをお伝えすると共に、「食事は楽しく食べる」ことを第一にお話ししています。
テレビを見ながら食事をするのもよいですが、たまにはテレビや音楽をつけす家族で今日あったことをお互いに報告し合うような食卓を囲まれてはいかがでしょうか。

こどもの口腔機能低下症

2024年11月20日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

 

こどもの口腔機能低下症とは

 

当院に来院されるお子さんの保護者の方から「子どもが口を開けたままで気になる」というようなお話をお伺いすることがあります。

小児の口腔機能低下症とは、成長過程にある子どもが口の機能に問題を抱えている状態を指します。これは、主に食べる、飲む、話すなどの動作に関わる機能が、発達に伴って十分に向上していない、または低下していることを指します。

 

主な特徴は以下の通りです。

全てがここに当てはまるわけではありませんが、こういった状況の場合「口腔機能低下症」と診断される場合があります。

 

子どもの口腔機能低下症の主な特徴

口腔機能低下症は、以下のような特徴や症状が見られることがあります

• 咀嚼(そしゃく)能力の低下:食べ物をうまく噛めない
• 嚥下(えんげ)障害:飲み込むのが難しい
• 発音の不明瞭さ:言葉がはっきりしない
• 口呼吸:常に口で呼吸している
• よだれが多い:唾液のコントロールが難しい

 

原因

 

小児の口腔機能低下症は、発達の遅れ、筋力の低下、口腔周囲の筋肉の未発達など、さまざまな要因が絡み合って起こります。
また、習慣的な口呼吸や、食生活の変化(例えば柔らかい食べ物ばかりを摂取すること)も影響を与えることがあります。

 

早期の対応が重要

 

口腔機能低下症は、子どもの成長に大きな影響を与える可能性があるため、早期に発見し、専門家(歯科医師や小児科医、言語聴覚士など)のサポートを受けることが推奨されます。適切なトレーニングやリハビリ、生活習慣の改善によって改善が見込まれることもあります。

 

上記の特徴に当てはまる、なんとなく自分では判断がつかないけれど子どものことなので心配ということであれば、一度当院へご相談ください。

当院では、お口のトレーニングだけでなく、日ごろの食事についても管理栄養士がアドバイスさせていただけます。早めの対策と改善でお子さんのお口の環境を一緒に整えていきましょう。

「オーラルリハビリテーション」の大切さ

2024年11月5日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

前回お伝えした「オーラルリハビリテーション」
今回このオーラルリハビリテーションを行っていくことの大切さをお伝えできればと思います。

 

「オーラルリハビリテーションの大切さ」

オーラルリハビリテーションの大切さは、口腔機能の回復や維持を通じて、生活の質を向上させることにあります。
具体的には、次のような点が挙げられます。

 

1. 口腔機能の回復

病気や事故、加齢などによって口腔機能が低下した場合、オーラルリハビリテーションによって嚥下(飲み込む)機能や発音機能を改善することができます。これは、栄養摂取やコミュニケーション能力を正常に戻すために重要です。

 

2. 栄養状態の改善

食事を摂る際に噛む力や飲み込む力が低下していると、食欲不振や栄養失調に陥る可能性があります。オーラルリハビリを行うことで、食事の楽しさを取り戻し、適切な栄養を摂ることができるようになります。

 

3. コミュニケーション能力の向上

口腔機能が低下すると、発音が不明瞭になり、コミュニケーションが困難になります。発声や発音の訓練を通じて、コミュニケーション能力を向上させることができ、社会生活への積極的な参加を促進します。

 

4. 誤嚥性肺炎の予防

嚥下機能が低下すると、食べ物や飲み物が誤って気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。オーラルリハビリによって嚥下機能を強化することで、このリスクを軽減できます。

 

5. 心理的・社会的効果

口腔機能が改善されることで、自己肯定感が高まり、社会参加への意欲が増すことがあります。これにより、精神的な健康にも良い影響を与えることが期待されます。

 

オーラルリハビリテーションは、単に身体的な機能回復だけでなく、生活の質全体を向上させる重要なプロセスです。
「食べる」「噛む」ということは、体だけでなく心もしっかりと満たしてくれるもの。年齢を重ねた時に困ったことにならない様、できるだけ早い段階からお口の健康に興味をもっていただけるとよいと思います。

 

当院では幼少期のお子さんへも衛生士からしっかりとお口の健康の大切さをお伝えさせていただいております。歯医者さんは怖いところではなく、自分の健康を守るところと小さい時からの習慣がつけば、オーラルリハビリテーションが不要な老齢期を歩んでいただける可能性も高くなります。
家族みんなのかかりつけ歯科として、ぜひとも当院へお越しください。

「オーラルリハビリテーション」ご存知ですか?

2024年10月15日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

「オーラルリハビリテーション」の意味

 

みなさん「オーラルリハビリテーション」という言葉をご存知でしょうか。

まだ「聞いたことがない」「はじめて知った」という方もいらしゃるかもしれませんね。

実は「オーラルリハビリテーション」という言葉が出てきたのは、20世紀後半からです。この概念が広がった背景には、高齢化社会の進展や医療技術の発展が影響しています。

高齢化が進むにつれて、嚥下障害や咀嚼機能の低下、コミュニケーション能力の喪失といった問題が増加しました。これに伴い、口腔機能を回復・維持するためのリハビリテーションの必要性が高まってきたためです。

オーラルリハビリテーションは具体的に何をするの?

 

では、「オーラルリハビリテーション」とは具体的にどんなことをするのでしょうか。
今回は特に高齢者や、脳卒中後の患者、神経疾患を持つ人などに重要といわれる「オーラルリハビリテーション」について詳しくお伝えしていきます。

 

オーラルリハビリテーションとは、口腔(こうくう)の機能を改善・維持するためのリハビリテーションを指します。
具体的には、噛む、飲み込む(嚥下)、話すといった口腔の基本的な機能に問題が生じた場合に、それを回復させたり維持したりするための訓練や治療を行うことです。

 

<主な目的>

嚥下機能の改善:

嚥下(飲み込む力)が低下している場合、食べ物や飲み物を安全に飲み込むためのトレーニングを行います。

 

咀嚼機能の改善:

食べ物をしっかりと噛むことができるように、口の筋肉や顎の動きを鍛える練習を行います。
発音・コミュニケーションの改善: 発音に関わる舌や唇の筋肉を訓練し、言葉を明確に発する力を向上させます。

 

口腔衛生の維持:

口腔ケアを通じて、口の中の健康を維持し、虫歯や歯周病などを予防します。

 

<具体的なトレーニング内容>

口腔筋トレーニング:

口周りの筋肉や舌、唇のトレーニングを行い、口腔機能を強化します。

 

嚥下訓練:

飲み込む際に使用する筋肉を鍛えたり、嚥下反射を向上させる訓練をします。
発声・発音練習: 発音を改善するために、舌や唇、声帯の運動を行います。

 

補助具の使用:

義歯(入れ歯)やスプリントなどの補助具を使って、噛む力や嚥下力を補助する場合もあります。

 

当院でのオーラルリハビリテーションの取り組み

 

当院でも「唾液量を測定する検査」や「舌の圧力を測る検査」などを行い、その結果によって「あいうべ体操」「パタカラ体操」などのトレーニングの指導や、管理栄養士による食事指導、歯科医師による義歯調整を行っていくことで、様々な角度から口腔機能の改善に力を入れております。

 

お近くにお困りの方がいらっしゃればぜひ当院までご連絡ください。
お口と全身の健康を一緒に守っていくお手伝いをさせていただきます。

季節の変わり目に起こりやすいお口のトラブル

2024年10月1日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

暑い夏もようやく終わりを告げ、朝晩は少しひんやりと秋から冬の気配がしてまいりましたね。
こうした季節の変わり目、特に気温や湿度が急激に変化する時期には、体調の変化とともに歯や口腔内に不調が現れることがあります。

 

季節の変わり目のお口の不調

 

今回は季節の変わり目に起こりやすい歯の不調についてお話させていただきます。

 

1. 歯の痛みや知覚過敏

気温の変化により、歯が温度に敏感になり、特に知覚過敏を感じやすくなることがあります。
冷たい空気や温かい飲み物・食べ物が歯に触れることで、ズキズキした痛みが生じることが増えることがあります。

2. 歯ぐきの腫れや出血

気温や湿度の変化が体調に影響を与え、免疫力が低下すると、歯ぐき(歯肉)の炎症が起こりやすくなります。
これが原因で歯ぐきが腫れたり、歯磨き時に出血したりすることがあります。

 

3. 顎関節症の悪化

季節の変わり目に体がストレスを感じることが多く、無意識に歯を噛み締めたり、歯ぎしりをしてしまうことがあります。
これにより、顎の関節や筋肉に負担がかかり、顎関節症の症状が悪化することがあります。

 

4. 口内炎

免疫力の低下やストレスが原因で、口内炎ができやすくなることがあります。
特に季節の変わり目には体調が崩れやすく、ビタミン不足や疲労によって口内炎が発生しやすくなります。

 

5. 唾液の分泌量の減少

乾燥する季節になると、唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥しやすくなります。
口腔内の乾燥は、虫歯や歯周病のリスクを高める原因となります。

 

6. 歯ぎしり・噛み締めによる歯の摩耗

季節の変わり目は、ストレスや睡眠の質の低下が増えることがあり、無意識に歯ぎしりや噛み締めが頻繁に起こることがあります。
これが原因で、歯の摩耗が進み、痛みや歯の割れなどが発生することがあります。

不快な症状への対応策

これらの症状に対する対策としては、

<知覚過敏対策>
知覚過敏用の歯磨き粉を使用し、冷たいものや熱いものを避ける。

<口腔ケアの徹底>
歯磨きやフロスを使った口腔ケアを行い、歯ぐきの健康を守る。

<ストレス管理>
ストレッチやリラクゼーションを取り入れて、ストレスを軽減する。

<十分な水分補給>
口の乾燥を防ぐため、定期的に水を飲み、湿度の低下に注意する。

 

季節の変わり目に免疫や体調のバランスが崩れることによって、お口の中にも様々な不調が出てしまうことがあります。
定期的なメンテナンスにお越しいただいていると、こうしたタイミングによっておこる不調にも早めに気づくことができ、対処させていただくことが可能です。

 

読書の秋、スポーツの秋、そして何より楽しみな「食欲の秋」を楽しまれるためにも、お口はいつも健康な状態にしておきたいものですね。

嚙み合わせが与える全身の健康状態

2024年8月29日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

お口と全身の健康については、とても密接な関係になることは何度となくお伝えしてきております。
ありい歯科では、「しっかり食事をする」「きちんと噛める」ということを大切に通院いただく患者様への治療にあたらせていただいております。

 

見た目と同じように大切な噛み合わせ

多くの患者様は、ご自身の歯があるかどうか、また綺麗に並んでいるかどうかというのは日ごろ鏡を見るたびに気にしていらっしゃるとは思いますが、本当に大切なのは「見た目」よりも「噛み合わせ」です。

審美的な見た目ももちろん大切ではありますが、歯はそれぞれ1本1本きちんと役割がありますので、その役割を正しく機能させてあげることも大切なことです。
また歯は消耗品ですので、経年的な変化が必ずおこってきます。
その変化に素早く対応し、口腔内を健全な状態に保つためにも歯科医院での定期的なメンテナンスはかかせないものになっています。

 

噛み合わせの悪い状態が与える全身への影響

 

きちんとしたかみ合わせを維持していくことが、全身の健康状態にもよい影響を与えていきます。その反面、かみ合わせが悪い状態になると以下のような影響が出てしまうことがあります。

 

<姿勢が悪くなる>

噛み合わせが悪いと、首や肩の筋肉に負担がかかり、姿勢が悪くなることがあります。これが原因で、腰痛や肩こり、首の痛みなどが引き起こされることがあります。

<頭痛>

顎の筋肉に負担がかかることで、緊張型頭痛や偏頭痛を引き起こすことがあります。

<顎関節症>

噛み合わせが乱れることで、顎関節(顎の関節)に負担がかかり、痛みや音が鳴る、口が開けづらいといった症状が出ることがあります。

<消化不良>

食べ物をしっかり噛めず、消化が不十分になり、胃腸に負担がかかることがあります。

<睡眠の質の低下>

無意識に歯ぎしりをしたり、顎を噛み締めたりすることがあるため、睡眠の質が低下し、日中の疲れや集中力の低下に繋がることもあります。

 

噛み合わせの不調を早期に発見しましょう。

必ず引き起こされるものではありませんが、かみ合わせが悪いと不調を引き起こす一因になってしまうということは覚えておいていただけるとよいかと思います。
噛み合わせの調整や治療を行うことで、上記のような不調を軽減し、全身の健康を改善することが期待できますので、ぜひ定期的なメンテナンスを受けていただき、かみ合わせの不調の早期発見をしていきましょう。

オーラルフレイル 口腔機能の維持と改善

2024年8月16日

みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。

 

オーラルフレイルとは

 

最近「オーラルフレイル」という言葉をよく耳にされる機会も増えたのではないでしょうか。

「オーラルフレイル」とは、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つのことをいいます。
口腔機能が衰えてしまうと、食事がとりにくいだけでなく全身の健康状態にも大きな影響を及ぼすものです。
そのため、出来る限り口腔機能はよい状態に保っておきたいものですよね。

歯科でできる口腔機能改善対策

 

口腔機能改善に向けて歯科医院でできることは多岐にわたります。
今回は、歯科医院でできる口腔機能改善の具体的な方法をいくつかお伝えしてまいります。

 

【咬合調整】

咬み合わせのバランスを調整し、過度な負担を軽減することで、歯や顎関節の健康を守ります。
「食べずらい」「噛みずらい」などの症状は出ていませんか。きちんと噛めていないと胃腸にも負担がかかってしまいますので、不具合が出ている場合には早めにご相談くださいね。

 

【補綴治療】

虫歯治療が途中、かぶせ物がはいっていない、歯を失ったままの状態で放置、ということはありませんか。
歯の欠損部分を補うことで、咬合機能をしっかりと回復させてあげることがとても大切です。
随分昔にいれたままの被せや詰め物も、今のお口の状態に最適かどうか一度チェックしてみることもお勧めします。

 

【口腔衛生指導】

患者さんが自宅でも適切な口腔ケアを実践できるように当院の歯科衛生士がサポートします。フロスや歯間ブラシ、デンタルリンスの使い方をマスターしていただくことで、細部のケアを促進します。

 

【食事と生活習慣のアドバイス】

当院では栄養士による、咀嚼状態に合わせた食事方法をアドバイスしています。

お口の状態にあったお食事をとっていただくことで内蔵への負担を減らし、お食事を楽しんでいただくことができるようサポートしております。

いかがでしたでしょうか。
歯科医院からも皆さんの全身状態の健康にアプローチができることを知っていただけましたでしょうか。
これらの取り組みを通じて、当院ではは患者の口腔機能の改善と維持をサポートし、患者一人ひとりのニーズに合わせた最善の治療をご提案させていただいております。

気になる症状のある方はぜひ当院までお問合せくださいませ。

夏の生活で気をつけておきたい歯の健康

2024年7月26日

こんにちは。ありい歯科院長の有井です。
ぐんぐんと気温も上昇し、梅雨が明けたことで夏真っ盛りになってまいりましたね。

 

暑い夏は特に生活リズムや食生活のリズムの崩れから、体に不調をきたすかたも多いですよね。

そこで今回は、特に夏に気を付けていただきたいお口の健康についてお知らせいたします。

まずはお口の健康をしっかり保ち、暑い夏を一緒にのりきっていきましょう。

夏の生活で、歯の健康に気を付けるポイントには以下のようなものがあります。

 

夏の歯の健康ポイント

① 水分補給と酸性飲料の摂取

暑い季節には水分補給が大切ですが、スポーツドリンクや炭酸飲料などの酸性飲料を摂りすぎると歯のエナメル質を傷つける可能性があります。水を主体にして、酸性飲料は控えめにしましょう。

② アイスクリームや冷たい食べ物

冷たい食べ物や飲み物は、歯の敏感さを引き起こすことがあります。過度に冷たいものを一気に食べたり飲んだりしないように注意しましょう。

③ 糖分の摂取

夏はアイスクリームやかき氷などの冷たく甘いものを摂取する機会が増えます。これらは虫歯の原因となるため、食べた後はすぐに歯磨きをするか、口をすすぐように心がけましょう。

④ 歯のケアを怠らない

夏の旅行やアウトドア活動が増えると、普段の歯のケアを怠りがちです。旅行中でも歯ブラシを持ち歩き、毎食後に歯を磨く習慣を続けることが大切です。

⑤ お口の乾燥を防ぐ

暑さで口が乾燥しがちになると、唾液の量が減少し、虫歯や口臭の原因となります。こまめに水を飲み、口の中を潤しておくことが重要です。

⑥ 定期検診

特に旅行や長期の外出前に検診を受けると安心です。お口のトラブルの心配なく思いっきりレジャーを楽しむためにも事前の受診をお勧めしています。

 

大きく6つのポイントをお伝えしましたが、できるところから意識して始めてみてくださいね。

長期休暇前は、例年当院でもご予約が混み合う可能性が高いため、急に「困った!」「どうしよう!」とならない様に早めの歯科医院受診をお勧めいたします。

お口の健康と体の健康を大切に、暑い夏もしっかりと乗り切っていきましょう。

歯にいい食事をとりましょう

2024年6月26日

こんにちは。ありい歯科院長の有井です。
前回は食事と歯の健康についてお話をさせていただきました。

食事が歯の健康にとって重要であることはご理解いただけたかと思いますが
では、どんな食事をとると更に歯の健康にとっていいのでしょうか。

 

歯の健康にとっていい食品とは

 

歯の健康にとっていい食品というのは、歯と歯茎の健康を維持することに役立つ食品です。
今回はいくつか歯に良い食品をお知らせいたします。

① 乳製品

牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品はカルシウムが豊富で、歯のエナメル質を強化します。

 

② 葉物野菜

ほうれん草、ケールなどの葉物野菜にはカルシウム、ビタミンA、ビタミンCが含まれており、歯と歯茎の健康に良いです。

 

③ ナッツ類

アーモンド、カシューナッツ、クルミなどはカルシウムとリンを含んでおり、歯のエナメル質を保護します。

 

④ リンゴや梨

これらの果物は唾液の分泌を促進し、口内のバクテリアを洗い流すのに役立ちます。

 

⑤ にんじんやセロリ

生で食べると噛む運動が増え、唾液の分泌を促進し、歯を自然に洗浄します。
 

⑥ 緑茶

緑茶にはカテキンが含まれており、口内のバクテリアの成長を抑制し、歯周病予防に役立ちます。

 

⑦ 水

十分な水分摂取は唾液の分泌を助け、食べ物の残りやバクテリアを洗い流すのに役立ちます。

 

⑧ 魚

特にサーモンなどの脂肪分の多い魚は、ビタミンDが豊富で、カルシウムの吸収を助けます。

 

これらの食品をバランス良く取り入れることで、歯と歯茎の健康を保つことができます。
もちろん、定期的な歯磨きや歯科検診も忘れずに行っていきましょう。