みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。
春は卒業だけでなく、入学・入社のシーズンでもありますね。
環境が変化すると、どうしても慣れるまでに時間がかかり、ついつい「お口の健康」については後回しにしてしまうことも多いですよね。
例年、各学校では4月~5月にかけて歯科健診が実施されます。
その際に「歯科受診必要」の連絡を貰われる方も多いのではないでしょうか。
歯科健診のシーズンがくると「あぁ歯医者に行っておけばよかった」なんて声もよく耳にします。
悪くなってから、痛くなってからの歯科受診はあまり乗り気もしないものですよね。
そうならない様に、常日頃からの「予防歯科」を始めませんか。
予防歯科の重要性はとても高く、虫歯や歯周病を未然に防ぐことで、健康な歯を長く保つことができます。
歯の治療は一度すると元に戻らないことが多いため、「治療より予防」がとても重要です。
予防歯科のメリット
1. 虫歯・歯周病の予防
定期的な歯科検診やクリーニングで、虫歯や歯周病を防ぎます。
2. 治療費の節約
予防によって、将来的な高額な治療費を抑えることができます。
3. 健康寿命の延伸
口の健康は全身の健康にも影響します。歯を失うと食事が不自由になり、栄養摂取が悪くなる可能性があります。
4. 口臭予防
口の中を清潔に保つことで、口臭を防ぎます。
予防歯科は大人になってからはじめるべき??
いいえ、はじめるべきは「赤ちゃんのころから」が正解です。
実は予防歯科は0歳からスタートできます。
生後6か月頃に乳歯が生え始めたら、歯医者でのケアを始めると理想的です。
もちろん最初は診せていただくだけ、軽くガーゼで拭うだけになってしまう可能性が高いのですが、それでも幼少期から「定期的に歯医者さんでケアしてもらう」ことを定着させるため、本格的な治療が始まるまでに、医院やスタッフに慣れていただくことも大切かと思います。
もちろん、大人になってからでも遅くはありません。年齢を問わず、定期受診をされていない方は今すぐ始めることが大切です。
年齢別の予防歯科
• 0〜2歳:歯が生えたら、濡れたガーゼで拭いたり、専用の歯ブラシで優しく磨く。1歳頃に初めての歯科検診へ。
• 3〜6歳:仕上げ磨きを習慣化。フッ素塗布を受けると効果的。
• 小学生〜高校生:定期検診を習慣化し、歯並びチェックも重要。
• 成人〜シニア:定期的なクリーニング(3〜6か月ごと)と歯周病予防を徹底。
最後にもう一度。
「痛くなったら歯医者に行く」ではなく、「痛くなる前に予防する」ことが大切です!
私達と一緒にこれからのお口の健康管理をしていきましょう。