みなさんこんにちは
ありい歯科 院長の有井です。
前回お伝えした「オーラルリハビリテーション」
今回このオーラルリハビリテーションを行っていくことの大切さをお伝えできればと思います。
「オーラルリハビリテーションの大切さ」
オーラルリハビリテーションの大切さは、口腔機能の回復や維持を通じて、生活の質を向上させることにあります。
具体的には、次のような点が挙げられます。
1. 口腔機能の回復
病気や事故、加齢などによって口腔機能が低下した場合、オーラルリハビリテーションによって嚥下(飲み込む)機能や発音機能を改善することができます。これは、栄養摂取やコミュニケーション能力を正常に戻すために重要です。
2. 栄養状態の改善
食事を摂る際に噛む力や飲み込む力が低下していると、食欲不振や栄養失調に陥る可能性があります。オーラルリハビリを行うことで、食事の楽しさを取り戻し、適切な栄養を摂ることができるようになります。
3. コミュニケーション能力の向上
口腔機能が低下すると、発音が不明瞭になり、コミュニケーションが困難になります。発声や発音の訓練を通じて、コミュニケーション能力を向上させることができ、社会生活への積極的な参加を促進します。
4. 誤嚥性肺炎の予防
嚥下機能が低下すると、食べ物や飲み物が誤って気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。オーラルリハビリによって嚥下機能を強化することで、このリスクを軽減できます。
5. 心理的・社会的効果
口腔機能が改善されることで、自己肯定感が高まり、社会参加への意欲が増すことがあります。これにより、精神的な健康にも良い影響を与えることが期待されます。
オーラルリハビリテーションは、単に身体的な機能回復だけでなく、生活の質全体を向上させる重要なプロセスです。
「食べる」「噛む」ということは、体だけでなく心もしっかりと満たしてくれるもの。年齢を重ねた時に困ったことにならない様、できるだけ早い段階からお口の健康に興味をもっていただけるとよいと思います。
当院では幼少期のお子さんへも衛生士からしっかりとお口の健康の大切さをお伝えさせていただいております。歯医者さんは怖いところではなく、自分の健康を守るところと小さい時からの習慣がつけば、オーラルリハビリテーションが不要な老齢期を歩んでいただける可能性も高くなります。
家族みんなのかかりつけ歯科として、ぜひとも当院へお越しください。